【ES例】個性

私はカメレオンです。どんな場所、どんな人にも打ち解けることができます。その場の雰囲気や相手の様子、気持ちを理解し、協調的に行動してきました。今までは相手を主体にしすぎて受け身になることが多かったですが、逆に得ることも多かったです。受け身だったからこそ、場の雰囲気、相手の様子、気持ちを瞬時に把握できるようになっていました。大学からはアカペラサークルに入部してチームで行動することが多くなりました。チームには、うまく歌えなくて悩んでいるメンバーやプライベートで悩んでいるメンバーがいました。その時も練習中にアドバイスをしたり、練習後に悩んでいることがないか積極的に話しかけました。そうすることで、グループの雰囲気がよくなることが実感できました。私は今まで消極的で受け身な人間だとばかり思っていましたが、相手の気持ちを理解すること、場の雰囲気をより良くすることに長けていると思います。（390文字）

私の長所は人当たりの良さです。どんな人とでも仲良くなれます。私がそのために心がけているのは、初めの印象や周りの噂などにとらわれずに接することです。そのような印象にとらわれると相手にも伝わってしまうと思います。何よりも私自身がそのような初めの印象だけで判断されるのが嫌いです。そのおかげで相手の短所ではなく長所に気づけたり、相手のことを拒絶したりするということがありません。反対に、短所だと感じるのは自分のことしか考えてない時があることです。どうしても忙しかったり、嫌なことがあった時など余裕がない時は自分のことしか考えてないと感じることがあります。しかし、そういうときには相手に悟られないように今できることに集中したり、相手のことだけを考えて自分の我を出しすぎないように気をつけています。以上のことから、私は自分と相手の価値観をなるべくすり合わせて調整する役割で能力を発揮できると思います。（395文字）

私は、よく人から「変わっている」と言われます。その通りです。例えば、周囲と別の選択肢を出したり、皆が選ばない道を選んだりすることがあります。普通ならばAの方法をとるとき、私はBの方法をとり呆れられたこともありました。しかし、それが必ずしも悪い結果を出すとは思えません。あるとき、学校の課題でレポートの提出を求められたことがありました。周囲のクラスメイトは1時間程度でさらさらと書いたそうですが、私はデータをとり調査を繰り返し、1週間かけてレポートを仕上げました。「そんなに時間をかけずとも」とクラスメイトからは言われましたが、そのレポートは先生方の間で「分かりやすい」と評判になり、次の授業で参考例として使われたそうです。私は確かに変わった人間です。しかし、他の人と違った行動を取るからこそ、発見できること、得られるものがあるのではないでしょうか。私は自分の「変わっている」個性を大切に生きています。（400文字）