【ES例】卒業研究

私はゼミをかけもちしており、そのうちの１つである経済法（独占禁止法）のゼミで卒業研究を行いました。各自でテーマを決め、それについて研究し、結果及び自身の見解を加えますが、私はスポーツに興味があったので、スポーツメーカーの独禁法違反の事例を扱い、現在のスポーツ市場の在り方についての見解をまとめました。扱った事例は、バドミントン用具の大手メーカーが、ある大会に際して独禁法違反で用具を卸していた事例についての検討を加え、判例を評価したうえで、現在事件化されていないものの、今後怪しいと思われる類似の大手メーカーについて研究結果をまとめました。実際にメーカーにもインタビューを試み、同じ大学の先輩にインタビューを敢行し、先輩の見解と私の意見を伝えました。こうして、大企業の経済活動について調べる中で、大企業のみならず、中小企業の可能性についても探ることができ、見識が増しました。（387文字）

私の卒業研究のテーマは古代エジプトについてです。私は家政学部被服学科に所属していました。歴史の中における服飾のもつ意味や染色・繊維について化学的に学んできました。その中で私は服飾のもつ力に惹かれ、特に古代エジプトの服飾について興味を持ちました。数千年前、古代エジプトにおいて、特に王族の服飾は華美なものでした。その服のデザインやアクセサリーの意味などを解明するため、「古代エジプト服飾考～古代人の美意識～」というタイトルで卒業論文を執筆しました。古代エジプト研究は盛んに行われていますが、古代エジプトの服飾に視点を当てた先行研究はあまりなく、海外の論文にもあたりました。研究の結果、古代にエジプト人の中に流れる「神」という価値観と服飾の融合という結論を得ることができました。服飾を「機能性」という視点から語るのではなく、「象徴」として扱う古代エジプト人の精神に触れることができ、達成感を感じました。（393文字）

卒業研究のテーマは兵庫県の有馬温泉における過去と現状と未来についてです。この卒業研究をテーマにした理由はゼミの担当教授が有馬温泉の社長と知り合いで、有馬温泉の社長の講演会に参加させていただき、有馬温泉が今後どうあるべきなのかという点に非常に興味を持ったのでこのテーマを選びました。過去として有馬温泉は1000年以上もの歴史があり、過去にどのような人物が有馬温泉に影響を与えたのか研究し、現状としては過去から現在の有馬温泉の人気に至るまでどのような発展を遂げてきたのか、また阪神淡路大震災からどのように復興して現在に至っているのかを研究し、未来としては有馬温泉の今後あるべき姿はどのようなこと何人をターゲットととして呼び込むのかまた高齢化が進む有馬の街にいかに若者を移住させるのかを研究しました。研究した結果有馬温泉の過去についても詳しく知れまた現状の姿も分かり今後の未来の形も見えてきました。（396文字）