【ES例】研究内容

私は大学時代、国際法の研究を行っておりました。当初はほかのゼミを志望しておりましたが、定員漏れしてしまったために、国際法のゼミに入ることになりましたが、今思うと最高のゼミに入れたと考えています。担当教授は学会でも有名な学者であり、政府のアドバイザーもされている方で、その方の専門である海洋法、とりわけ中国の海洋進出とオーストラリアとの捕鯨問題の紛争に関して学び、自身の考えをまとめていました。捕鯨に関しては、正直なところ、このゼミに入るまでは、どうしてそんなひどいことをするのかと考えていましたが、これは国際法上正当な行為であり、また、捕鯨はある程度行っていかないと、海の生態系のバランスが崩れてしまうということを学び、決して間違った行為ではないと理解しました。中国との問題についても、歴史的な認識ではなく、法的問題とそて毅然とした態度で挑むべきでるとの必要性を学び、国際関係にへの関心が増しました。（400文字）

私は大人と子供のアミノ酸代謝酵素の違いについて研究しています。アミノ酸とは、私たちの体、筋肉、体内の酵素などのタンパク質を構成する物質で、私たちの健康に大きく関与する物質です。このアミノ酸について、大人と子供のマウスにて、アミノ酸を合成する酵素の遺伝子がどの程度含まれているかを分析し、大人と子供でどのようにアミノ酸合成に違いがあるのかを調べています。また、このようなアミノ酸を合成する遺伝子を生まれつき持っていないマウスを用いて、特定のアミノ酸が欠乏した場合にどのような反応が起こるのかを研究しています。この研究によって、子供ではどのようなアミノ酸が必要とされるか、大人ではどのように必要とされるか、欠乏時にはどのような症状が現れるかを解明し、栄養学における成長期または成熟期にはどのようなアミノ酸を摂取すべきか、という基礎的知見の集積やアミノ酸サプリによる健康機能改善に貢献します。（393文字）

空気砲の渦輪の触覚刺激によってさりげなくリラックス効果や覚醒効果を与えることを目的とした研究を行っています。空気砲から発射される渦輪は、他の空気制御装置とは異なり、直進性・局所性に優れており、個人に対してさりげなく触覚刺激を与えることができます。圧縮空気の空気圧やバルブの開閉を制御することで、強さや発射間隔を自由に調節できる実験用の空気砲システムを製作しました。実験では、心拍変動によりストレス状態を推定しストレスが高くなると空気砲を1分間発射しその効果を評価しました。渦輪による触覚刺激が自律神経系・中枢神経系、タスクパフォーマンスにどのような効果をもたらすのか、心拍変動，簡易脳波計による脳波計測やタスク課題より評価しました。結果から，空気圧が弱い渦輪は眠気をもたらし、空気圧が強い渦輪は覚醒効果をもたらすことが示唆され、どちらも発射間隔が短い方が効果は高いことが分かりました。（392文字）

大学でITを専攻し、人工知能について研究しています。主な研究内容は、ビックデータ検索による言葉の感情分析をし、その感情結果を人間の表情として、モーターと人工骨格・皮膚でできたロボットで再現するプログラミングの作成です。現在人工知能ロボットの需要が上がってきています。会社や一般家庭で事務ロボットやお掃除ロボットの出番が多くなってきています。私の研究では、介護センターもしくは介護が必要とした一般家庭で活用できる介護ロボットの表情を豊かにすることにより、介護される方の心が癒されることを目的としています。あるアンケートによると、介護ロボットは無表情で怖いですという意見がたくさん上ったことが今の研究を始めたきっかけです。研究結果としては、問いかけた言葉に対して、喜びや悲しみ等の感情分析して、表情としてロボットで出力が実現できています。展望としては人間と会話ができるロボットを目標としています。（396文字）